先日、病院で糖尿病2型と診断された私は、即座に妻に伝えた。
妻は「大丈夫だよ!これから頑張っていこうね!」と言ってくれたが、この言葉に感謝すると共に迷惑をかけてしまう事が決まってしまった事になる。
「ごめんね・・」と伝えるだけで精一杯だった。
生涯忘れられない蕎麦の味
その夜、妻はキノコがいっぱいに入ったお蕎麦を作ってくれていた。この晩の食事からすでに予防が始まっているのだと痛感し、美味しさだけではなく感慨深い1杯だった。
きっとこのお蕎麦の味は生涯忘れる事はないだろう。
食後、二人で話し合った結果、ウォーキングを二人で行くことを習慣化する事が決まった。暖かい服装に着替えてイソイソと準備をして、寒空の中をひたすら歩いてみた。
身から出た錆
ウォーキングの道中、色々な事を考えていた。
糖尿病になってしまった人の66%が日々の生活にストレスを感じるらしい。確かに・・・今までは好きなラーメンの大盛りをモリモリと食し、お菓子をバクバクと食べられていた日々は戻ってこない・・・ん?それだから糖尿病になったのか、と自分自身にツッコんっでしまう。
まさに因果応報、身から出た錆。
そうなれば早かれ遅かれ、別の病気になってしまった場合でもウォーキングは行っていた事になるんだよなぁ・・・と痛感。
そんな事をウォーキングを淡々と行っていると、モヤモヤした気持ちが晴れてくる。そう、今日から俺は糖尿病持ち人間なのだ。
行動を起こせば変化もあり
近所の体育館が夜間なのに照明が着いている事に目が止まる。妻が「ちょっと館内を覗いてみない?」との事で伺ってみると、市が運営しているスポーツセンターのようだ。
遠くから係の人が歩いてきて私達に「ちょっと見学していきませんか?」との事なので、お言葉に甘えて見る事にしたが、ランニングマシンやパワーリフティングの機材が多数あった。
利用している人は夜間では少ない様子で、これならば「天気の悪い日はここを利用してもいいかもね」と妻と話し、これは良い発見をしたもんだ。
ウォーキングで得た事が早速見つかった。
やはり行動をしていればそれなりの成果はあるものだ。
そんな1時間30分、8000歩のウォーキングが終了し、自宅で湯船に浸かって初日が無事終わった。疲れがあるものの心地よく、この始まったばかりの糖尿病ライフはこれから私の身体に変化をもたらしてゆくのかと考え過ぎも良くないのだろう。
自身を数値化させた生活がスタートした瞬間だった。